SaaSで事業が再現性のある科学になる
──転換した結果、売上はどう変化しましたか。
まず2012年にCCをリリースした時点で一度、売上は減っています。理由は明白。パッケージ版はワンショットで売上が立ちます。CCと同じ機能が全て使える製品であるマスターコレクションは、1本40万円近くもします。ところが、CCのコンプリートプランは月額4,980円(税込)だから、年間でも6万円弱。なので、販売本数が同じであれば必ず売上は落ちるのです。しかし、サブスクというのは結局、更新ビジネスです。今となっては当たり前の話ですが、使い続けてもらうことで財務上も意味が出てきます。