博報堂と博報堂DYメディアパートナーズのXR領域におけるクリエイティブやソリューション開発を行うプロジェクト「HAKUHODO-XR」は、メタバースを活用して自社の新規事業や既存事業の再編を検討するための、ビジネスアジェンダ策定を支援する「メタバースビジネスアジェンダ策定プログラム」を開発し、提供を開始した。
同プログラムでは、博報堂DYグループが実施したメタバース生活者意識調査やメタバース未来生活シナリオ「Metaverse as Possible Futures」などの各種レポートを活用しながら、HAKUHODO-XRのメンバーやコンサルティング業務を手掛ける専門チームによるワークショップを通じ、メタバースを活用した事業開発の方針となる「メタバースビジネスアジェンダ」策定支援を行うという。
同プログラムを通して、メタバースビジネスにおけるポイントの把握から、自社での活用や既存事業の変革・新規事業開発の可能性の探求、投資対象としてのメタバースの方向性について、具体的な取り組みと同時に検討することが可能だとしている。
全4回となるワークショップの構成は以下のとおり。
- ダウンロードワークショップ:メタバース生活者意識調査と、メタバースが世の中に与える影響や変化について生活者の視点から考察した「Helix Lab」によるレポート「Metaverse as Possible Futures」に加え、メタバースのビジネスへの影響や、業種別動向レポートといった情報をインプット。メタバース空間での生活者インサイトや、メタバースが実装された未来のビジネス機会について具体的なイメージを喚起
- インスピレーションワークショップ:業界におけるメタバースビジネス機会シナリオを踏まえて、生活者発想力とビジネス発想力を掛け合わせることで、メタバースビジネスの芽を探求
- アクション発想ワークショップ:事業課題認識やリソースの棚卸しを行ったのち、参加者がメタバースによって実現する未来社会を具体的に描いたうえで、バックキャスティングでアクションを考える
- アジェンダ設定ワークショップ:これまでの検討から、自社にとって取り組む意義のある複数のアクションを絞り込み、メタバースビジネスアジェンダを設定
なお、同プログラムの後は、次のステップである本格的な事業開発にかかるコンサルティングプログラムの提供を予定。メタバースを活用した事業開発・活用のワンストップでの支援体制の構築に取り組んでいくという。