経営統合の担当として同じ思いを持つ“同志”が出会った
髙橋:いくつかの企業を経て、2015年に昭和電工に入社しました。ところが、あまりにも官僚的な体制に驚きました。僕が東京三菱銀行を辞めたのが2001年ですが、その当時の銀行以上に硬直的だったんです。戦略企画管掌役員という立場で、自由にできることも多かったのですが、人事には一切、関わることができませんでした。
そんな中、日立化成が売却されるという話があり、「やる人、やること、やり方の3つを変えないと会社は変わらない。日立化成と統合すれば3つすべてを変えることができる」と考え、買収を実行。そして統合担当を任されました。そこで日立化成側の統合リーダーだった今井と出会ったのです。