NTTドコモ(以下、ドコモ)、インテージ、ドコモ・インサイトマーケティング(以下、DIM)の3社は、ドコモおよびインテージが保有する各種データを活用して、パートナー企業自身で顧客データを分析することが可能なデータクリーンルーム「ドコモ データクリーンルーム」を開始した。
同サービスは、ドコモが保有するdポイントクラブ会員の属性情報や位置情報などのデータや、インテージおよびインテージ子会社が保有する消費者の購買行動分析に強みを持つ「SCI」や「買いログ」などのデータのうち、顧客から必要な同意を得られているデータをDIMが提供し、パートナー企業自身で顧客データを活用・分析できるSaaSサービス。
また、ドコモやインテージのデータは個人が特定できない形に加工された状態でDIMに提供されるほか、同サービスによりパートナー企業が得られる分析結果はあくまで統計情報に限られる。
DIMおよびパートナー企業が保有するデータの中身は相互に確認できない仕組みのため、プライバシーに配慮したセキュアな環境で分析が可能だという。
同サービスの分析には、ドコモの独自AIエンジン「docomo Sense」を活用したプロファイリング情報や行動情報を利用できる。
これにより、これまでパートナー企業が自社データのみで行っていた購買行動を中心とした分析に加え、属性や興味関心、購買前の比較検討状況や、同時購入した商品の情報などを掛け合わせた顧客分析ができ、新製品開発、需要予測、キャンペーン企画などの幅広いマーケティング活動を実現するという。
また、同サービスの利用と合わせて、リサーチから分析、可視化、マーケティング施策の実行、最適化まで一気通貫でのトータルソリューションを実現するためのコンサルティングサービスも提供するとのことだ。
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