2026年6月30日、イグニション・ポイントは新たなAI活用サービスとして新規事業開発向け「IXP VECTOR」と、研究開発部門向け「R&D X」の提供開始を発表した。急速に変化する市場、技術環境下での企業変革や新規事業の推進、および研究開発体制の刷新を支援することを狙いとしている。
「IXP VECTOR」は、AIエージェントと新規事業開発コンサルタントが連携し、事業アイディア検討から事業スケールまでの各段階を包括的に支援するサービスだ。社内の検討資料などをAIにより客観評価・論点抽出し、仮説構築や次なるアクションの提示を行う。現場の状況や資料形式を問わず(PPT、Excel、PDF、テキスト等)、資料解析や評価を実施。さらに、経営層や審査員による想定質問・論理穴の指摘「千本ノック」機能による準備支援や、新任評価者のスキル補完も特徴とする。AIによる常時サポートに加え、イグニション・ポイントのコンサルタントが合意形成やステージゲート基準策定などを伴走し、個社事情に応じた柔軟な支援を可能とした。セキュリティ面でも、企業ごとにデータ管理やAI学習の制御を行い、SaaS・個社環境双方に対応する。



一方の「R&D X」は、AIエージェントとナレッジ基盤を活用し、研究開発部門の業務・管理・ガバナンス全体で抜本的な業務変革を推進するサービスである。ノンコア業務(文献・特許調査、報告書作成、法規制対応など)はAIが効率化し、研究者が本来の研究や価値創出に専念できるよう設計されている。また、部門間でサイロ化しがちな過去実験データやベテランの暗黙知を集約・可視化し、AI分析による重複業務抑制や課題抽出、異分野連携による新テーマ創出へと繋げる。市場・顧客ニーズと自社アセットをAIにより掛け合わせ、死の谷を越えられる事業化テーマ抽出を支援する。さらに、研究テーマや知財ポートフォリオを一元管理・可視化し、データドリブンなマネジメント意思決定を促進する。


「R&D X」では加えて、研究開発特有の機密性・セキュリティ要件を満たすAI活用基盤を構築し、外部とのナレッジ共有と知財保護の両立も重視している。実績としては、大手化学・素材メーカーでのAIエージェント導入やポートフォリオ分析など多様な支援例が紹介されている。
新規事業開発と研究開発分野の両面から、AIと専門コンサルタントが現場目線で伴走することで、検討精度の向上・推進スピード加速・再現性ある事業創出が期待される。イグニション・ポイントは今後も業界横断で、AIとナレッジを融合させた企業変革に貢献していく考えを示している。
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