2026年7月30日、ヤマウラは、経営管理プラットフォーム「Diggle」導入による経営管理DX推進の成果を発表した。ヤマウラは長野県を拠点に建設・エンジニアリング・不動産開発・エネルギーなど複数事業を展開する総合建設会社である。

同社は2025年にDiggleを導入し、建設業特有の課題である長期プロジェクトにおける収益リスクと、予算・実績の差異分析における属人化や処理時間の長期化といった経営管理上の課題に取り組んだ。
背景として、建設業の会計処理は工事進行基準が用いられ、資材価格の高騰や工事原価の変動といった不確実要素が多く、見積会計のみでは収益リスクを十分に把握することが難しかった。加えて、損益(P/L)だけでなく資産・負債(B/S)まで含めた全社横断のタイムリーな管理体制も整っていなかった。中期経営計画の中で営業キャッシュフロー150億円の達成を掲げていたことも、経営判断を迅速かつ精緻に行う必要性を高めていた。
「Diggle」の選定理由として、工事プロジェクトの損益とB/Sを同一画面上で一元管理・分析できることや、中期経営計画を意識しつつ具体的な課題整理からプロジェクトに伴走する支援体制があったという。
導入効果としては、まず「これまで蓋を開けてみるまで分からなかった」収益リスクの早期把握・分析が可能となった。全社の予算実績突合および差異分析は月次で実行可能となり、これまで数か月要していた分析作業は6分の1へ短縮された。セグメント・プロジェクト別でB/S項目を含めた見込管理・業績予測が容易になったことで、成長投資・資本政策に関する議論も加速した。
さらに、経営戦略部門・経理部門・営業部門・技術部門が共通基盤で同じ数値をもとに議論できるようになり、「属人化」していた業務が全社で担える体制となった。これにより、中期経営計画に沿った施策実行と、収益力向上のための部門横断的な検討の効率化を実現している。
本件に関する詳細な事例インタビューは、ヤマウラ経営管理部の担当者への取材記事として公開されている。
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