一流エージェンシーでも課題となる「舞台裏のデザイン」
ヘジマン氏の考えでは、サービスデザインは、サービスを実施するためのあらゆる側面を視野に入れたデザイン(設計)を指す。顧客としてどういうやりとり、接点があるのかといった顧客体験も見るし、スタッフ側が誰で、どういうニーズがあるかも理解しようとする。どういうツールを使っているか、組織構造やビジネスプロセスはどうなっているか、どんな企業文化があり、どのようにサービスを提供しているか? サービスデザインにはこういった様々な視点が入ってくる。とはいえ、ヘジマン氏も当初は全体に目配りできていたわけではない。