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クリステンセン「ジョブ理論」入門

人がモノを買うことは「雇う」ということ。「ミルクシェイク・ストーリー」からニーズの本質を知る

第2回

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3種類のジョブ

ジョブには3種類存在する。第一に、機能的ジョブがある。機能的ジョブとは、単純に何かをどうにかしたいというものである。会社まで移動したいとか、空腹を満たしたいなどの明確な機能を果たしたいというジョブを機能的ジョブと呼ぶ。

「退屈をしのぎたい」や「優しい父親の気分を味わう」のように、ジョブには感情的なものも存在する。ミルクシェイクから得られる、エネルギーを補給したい、喉を潤したい、といった機能的なジョブばかりに目が行ってしまいがちだが、感情的ジョブが多く存在する。「おしゃれな気分を味わいたい」ためにスターバックスに行くのも感情的なジョブを解決するためである。

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津田 真吾(ツダ シンゴ)

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