組織の現状に若手が“口火を切った”時、受け止めることができる「変態ミドル」と「フォロワー」の存在
宇田川:亜種みたいな人を受け止めるということもそうですが、何か問題を感じた時に、声をあげた人を受け止めるということは非常に大事ではないでしょうか。
6月からW杯が始まりますが、南アでのW杯の際、岡田監督率いる日本チームは前哨戦もボロボロで非常に状態が悪かったんですよね。その時にちょっとしたミーティングで口火を切ったのは闘莉王だったそうです。「オレたちは世界とは歴然とした差があるんだから、がむしゃらにやるしかねえじゃん」と、何度も繰り返して話したそうなんです。その結果、ドリブラーでテクニシャンの松井がディフェンスに走ったりと、チーム一丸となって戦いましたよね。