再現性がない仕組みはアウト。辿り着いたローカライズとビジュアライズとは
埼玉大学大学院 人文社会科学研究科 宇田川元一氏(以下、敬称略):「事業のための人事」ということを意識されるようになってから、具体的にどのような考え方の変化がありましたか。
小向:わかりやすく変わった点として、組織開発の施策において「ローカライズ」と「ビジュアライズ」を意識するようになったことです。実感として「理論や知識をそのまま現場に取り入れようとしても、効果が感じられない」とわかった時に、それらをちゃんと組織で機能させるためのプロセスを試行錯誤した結果、この2つのキーワードが見えてきました。