OKRを活用した社内の雰囲気作り──ワンダープラネットのOKR導入事例
ワンダープラネットでは2017年3月からOKRを導入している。企業が急成長をする中で組織の力の最大化を測るというのが建前ではあったが、実際には急激に増えた社員の評価のためのフレームワークとして活用することが目的だったという。しかし、このときは導入に失敗してしまった。なぜなら、OKRをやる意味に懐疑的になる社員が多く、全員に浸透しなかったからだ。浸透しない場合、評価に使うのも難しくなる。
2018年には評価ではなく、成長するためのフレームワークとして運用することを決めた。事業をスケールさせるための雰囲気作り、コミュニケーションツールとして使うことにしたのだ。実際、1on1での対話を重視し、雰囲気をよくすることでKR進捗度合いは伸びてくるという。目標達成率100%、120%を目指すMBOよりも、目標達成率50%がコミットだというOKRの方が徒労感なくワクワクして仕事ができているという。