信念のために“グレーゾーン”を攻め込む、「威力偵察」という対話の技術
宇田川:本当の意味での対話をするのはかなり大変なことなんですけど、やらないで文句を言ったりモヤモヤしているのと、やってみて「大変だな!」と思うのとでは、全然違うんですよね。
市川:そうですね。僕は「大変!」と言いつつ、ちょっと遊んでいる感覚もあるかもしれません。もともといたずらっ子的なところがあって、若い頃は「どこまでやったら会社に怒られるのか」というのを試していたようなところがあります。10年前、ITアウトソーシングの事業を立ち上げたいという話を経営会議にもっていったんですけど、「意味がわからない」みたいな感じで話を聞いてもらえませんでした。