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経営変革の「思想」と「実装」

なぜライオンは「習慣づくり」というパーパスの明確化を行ったのか──新規事業と既存事業に与えた効果

第1回ゲスト:ライオン株式会社 ビジネス開発センター 松本 道夫氏、藤村 昌平氏【後編】

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組織の境界線を明確にせず、あえてマーブル状にする

藤村:社内では色々なところで同時多発的に新しい取り組みが始まっているので、本部内にいる事業支援を行うメンバーが社内を歩き回って、誰が何をやっているのか全部聞いて回るということをやっています。最終的には自然に情報が集まってくる状態を目指しています。また、本部の統括部門と既存事業部門の統括部門と、それぞれの部長同士が情報交換しながら、「あっちで話を聞いたのか?」「一緒に議論してから上にもっていこう」といった指示も出て、上下左右に情報が混ざるような形になってきています。

宇田川:なるほど、それはユニークですね。新規事業だけ、既存事業だけという形で壁を作らずに、混ざりあう形になっているんですね。

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