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NECソリューションイノベータら、AIを用いたシステムを日本大学のメンタリングで活用する実証を開始

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 NECソリューションイノベータと、日本大学文理学部次世代社会研究センター(以下、RINGS)は、同大学文理学部の学生を対象とした1on1ミーティングでのメンタリングにおいて、教員や学生が担うメンターの一部を、AIを用いたシステムで代替する実証実験を開始する。

 NECソリューションイノベータと日本大学文理学部大澤研究室は、メンタリング指導者の専門的なスキルやノウハウを参考に、メンタリング指導者の問いかけフレーズを設計し、学生への問いかけをAIを用いてシステム化。問いかけには効果的な順序があることを発見し、これをシステムに実装することで問いかけの自動化を実現しているという。

 同システムを日本大学文理学部の1on1ミーティングでのメンタリングに用いて、学生へのメンタリングの支援効果を確認し、AIを用いたシステムによるメンターの代替が、どの程度可能かを検証するとしている。

 実証実験の概要は以下のとおり。

  • 実施目的:AIを用いたシステムとの対話により、相談者が自らの考えを深められたかや、システムへの抵抗感、UX効果などを検証。人によるメンタリングと比較することで、同システムの特長を明らかにする
  • 実施内容:実験への協力を得られた1~4年生30名程度を対象とする予定。PCからWebアプリケーションシステムにアクセスして利用できるため、自宅などで活用することを想定している。同実証実験に参加した学生に実施するアンケートから、効果などを検証
システムを利用してメンタリングを受けるユーザー(相談者)の画面イメージ<br/>[画像クリックで拡大表示]
システムを利用してメンタリングを受けるユーザー(相談者)の画面イメージ
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  • 将来計画:同システムをファシリテーションにも適用し、チームやコミュニティのマネジメント支援への可能性を探る計画を実施。また、2021年より共同で開発してきた「人の心を学ぶことに特化した機械学習技術」を、同システムの実証をもって前進させ、システムの社会実装を目指す

 NECソリューションイノベータは今後、同実証実験を通じて、スキルを代替するシステムの技術改善や強化を推進。RINGSは、実験段階から同システムを大学での教育に取り入れ、学生一人ひとりの個性を伸ばす教育の実現を目指すとしている。

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BizZine編集部(ビズジンヘンシュウブ)

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