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小さくても偉大な企業「スモール・ジャイアンツ」が台頭する時代

ダイナ・サーチ 石塚しのぶ氏 × ダイヤモンドメディア 武井浩三氏 対談第2回

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小さくても偉大な企業「スモール・ジャイアンツ」が注目される時代

武井:
 一番邪魔になるのは個人のエゴなんですよね。それは情報の不透明性や肩書きをきっかけに生まれ、暴走してしまう。僕自身、最初は「いい会社を作りたい」と思って介入していたのですが、それすらもエゴでした。いいと思ってやっていることが誰かの不利益になることもあったので、ひとりで考えて良い結論を導き出すのは無理だなと。だから良いものが自然と残り、良くないものが淘汰されるように、会社のしくみに市場の原理を取り入れるようになりました。その結果、給料をみんなで決めるようになったり、肩書きが必要なくなったりしたんです。

 こういったことを、ザッポスのトニー・シェイはものすごく本質的に理解しているんだと思います。日本のベンチャーでも「肩書きをなくす」と言っているところはありますが、肩書きがないだけで権力はものすごくあったりしますからね(笑)。

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