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アシックスの技術・ブランド・経営をつなぐ知財経営──活動主体を知財部から事業部門へ移行させた秘訣とは

LexisNexis PatentSight+ Summit 2026 レポート Vol.1:株式会社アシックス 堀込岳史氏

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調査を武器に他社特許侵害を回避し、独自技術を確立する

 「C-PROJECT」が従来の製品開発と決定的に異なっていたのは、プロジェクトの立ち上げ初期から知的財産部門のメンバーがチーム内に完全に入り込んでいた点にある。単に出来上がった製品の特許を出願するのではなく、研究開発の現場に伴走しながら戦略を練る体制が敷かれた。

画像を説明するテキストなくても可
資料提供:株式会社アシックス/クリックすると拡大します

 知財部門に課された最重要任務の一つが、精緻なFTO調査(Freedom to Operate調査:他社特許侵害予防調査)の実行であった。他社が先行して強固に構築していた厚底・カーボンシューズ関連の特許網を徹底的に分析・解剖し、いかに「他社の権利を侵害せずに、アシックス独自の優位性を発揮できるか」という回避・対抗シナリオを技術者とともに描き出した。

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この記事の著者

栗原 茂(Biz/Zine編集部)(クリハラ シゲル)

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