そもそも組織とは「共同幻想」であり、実在させているのは「文化」である──「ティール組織」を語る前に
加藤:ティール的なことをやろうと思ったら、下の方で話しているだけだと最後はある種の“傷の舐め合い”になってきます。「やっぱりうちでは無理だよね」とか「うちではできないから辞める」とか、そういう話になっちゃうのはすごく非生産的ですよね。そうではなくて、違和感を持っている何人かでグループを作って、そこから非公式のルートでもいいからトップまで話をもっていく。大きな企業でやるなら、ひとつそういうアプローチはあるのかなと思いますね。