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なぜ小売企業グループのアークスはDX推進に成功したのか──人材不足の解消、個客に寄り添う伴走型支援

ゲスト:株式会社アークス カードグループ ゼネラルマネジャー 中村浩幸氏

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アプリのリリースで目指す、お客様一人ひとりに適したマーケティング

──各社での運用も考慮に入れた提案だったんですね。

古江:当社には札幌在住のメンバーがおり、アークスさんのことをユーザー目線で熟知しています。そのメンバーがハンズオンで入り、各事業会社のご担当者さんともコミュニケーションを取りながら進めました。

中村:グループのスーパー各社のCIやコーポレートカラーはそれぞれに取り入れていますが、基本的なデザインや運用のプラットフォームは全社で共通にしました。その上で、各社の担当が必要なタイミングに提供したい情報を流すことができるようになっています。

 今は各事業会社にホームページの担当がいて、我々と密にコミュニケーションを取りながら運用しています。それができるようになったのは、ゴンドラさんの伴走があってのことです。

──以前よりもホームページに関わる人員が増えたのですか?

中村:ベンダー選定の時点ではアークス内の担当者は3人でしたが、今はホームページ委員会というものができて、私も含めて8名の体制です。そこにシステム部や各事業会社のホームページ担当なども入れて、総勢50名以上で運営しているという状態です。過去の体制とは全く違いますね。

画像を説明するテキストなくても可

──「八ヶ岳連峰経営」のごとく、事業会社を超えて一枚岩でホームページの刷新に取り組まれたんですね。

中村:グループ内に旋風が巻き起こったようでした。それまでは「誰かがやるだろう」と思われていたものについて、ゴンドラさんのおかげで、皆で同じベクトルでやっていこうという機運が高まったんです。その延長で、この10月にはスマホのアプリもリリースできまして、既に10万人以上のお客様が登録してくださっています。従業員の反響も大きいですよ。

古江:アークスさんのグループでの協力体制が想像を超えてしっかりされていて、非常に支援のしがいがありましたね。

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画像出典:アークスグループ「アークスアプリ」より/クリックすると拡大します

──まずはホームページの使い勝手をよくし、各社でタイムリーに情報発信できる状態を整えたのですね。スマホアプリとの組み合わせで、新たにできるようになったことはありますか?

中村:これまではホームページとアプリを別々に運用していましたが、ホームページに情報を流せばアプリにも連動するようになりました。

 また、RARAカードのポイントの使いみちとして、これまではお買い物券に換えて商品を購入するか、カタログで選んだ商品を専用の応募ハガキで申し込むという形をとっていました。それがウェブでも簡単に申し込みができて、ウェブ専用の商品も選べるようになりました。

 とはいえ、我々のお客様の中にはパソコンやスマホを使えないという方もいらっしゃいます。紙のカタログも、カウンターで手にとってその場ですぐに応募できるような形も残しています。アナログとデジタルのハイブリッド型のマーケティングに取り組んでいきたいと考えています。

古江:ホームページを刷新し、アプリをローンチしたことで、ユーザーの方々の決済データや行動データが蓄積されていきます。それをしっかりと分析し、デジタルマーケティングに活かして売上を拡大させること、ロイヤルカスタマーを増やしていくことなどが、我々の最も得意とする領域です。そういう意味では、ここからが勝負だと考えています。

中村:RARAカードの会員様は買い物のたびにカードを提示されるので、どういう方が何をどのようなタイミングで購入されているのか、過去からのデータがあるんです。ただ、それを活用することができていませんでした。

 データによってロイヤルカスタマーがどういう方なのかを把握することや、逆に以前は来てくださっていたけれど最近は来店のない方も分かります。加えて、アプリによって位置データも分かるようになります。お客様をある程度グルーピングした上で、的確なタイミングでアプローチをすることがようやくできるようになるのだと期待しています。

 そのためには、ゴンドラさんの技術と知見が必要なので、これからも一緒に取り組んでいただければと考えています。

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将来の自立運用を見据え、デジタルマーケティングの経験を蓄積する段階に

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この記事の著者

やつづかえり(ヤツヅカエリ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社ゴンドラ

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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