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「インサイトフルな組織」とは?

玉石混淆の“玉”を発見する「オポチュニティマップ」──成長市場で延命した企業はインサイトを発見できない?

第3回

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一部の顧客の変わった行動「新奇事象」こそ、オポチュニティの宝庫

 では、具体的にはどうやってオポチュニティを発見し、マップ化していけばよいのか。そのために私たちが最も多く採用している手法は、「新奇事象」を起点とする方法である。

 新奇事象とは、「普通の人が行っているちょっと変わった消費行動や生活行動、最近のお気に入り、マイブーム、こだわり」といったもの、あるいは「商品やサービスを提供している側(主に企業)から見ると間違った使い方」「使い方は普通だが目的がユニークなもの」などを総称したものである。

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大松 孝弘(オオマツ タカヒロ)

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