喪失した「自社の本来の姿」の見つけ方
栗原:KPIを設定した当時の状況が変わらないのなら、それを追求していけばよいのかもしれません。でも、経営環境が常に変化する中でKPI以外を見ないのはリスキーですね。
宇田川:そうです。経営というのは樹木のようなもので、途中でいくつもの枝が生え、そこから葉が出て、その葉の中にも葉脈があって……というふうに、どんどん分岐していきます。分岐した先だけを見ていると、統合された全体像が見えなくなってしまう。それを避けるには、分岐の前まで戻って「本当は何がしたかったのか」をもう一度探ってみることは意味があると思っています。
